硝子の薔薇

すーっと身体を伝う赤い水

透明な身体を赤く染めてゆく

何も知らない身体に刻まれる赤い色

冷たい赤い水
冷えた魂を熱くする

目の前に転がるカタマリ

赤い水溜り

硝子の薔薇一つ

無垢な色が赤く赤く染まってく

血を吸った白薔薇のように

赤く染まった硝子の薔薇

目の前に転がるカタマリに一刺し

赤い噴水

硝子の薔薇一つ

無垢な色は赤く赤く染まり

白薔薇が赤薔薇になるように

赤く染まった硝子の薔薇

大嫌いなアンタの血で穢れた硝子の薔薇
大嫌いなアンタの頭に刺した硝子の薔薇
大嫌いなアンタに止めを刺すように
大嫌いなアンタの血を途絶えさせる為に

硝子の赤薔薇

一折

硝子の赤薔薇

一刺

硝子の赤薔薇

大嫌いなアンタへ最初で最後のプレゼント

正直言うと、

素直に楽しかったです。

最初の目の前に～までが硝子の薔薇視点。
それから下は薔薇の持ち主視点です。
今回の主人公は硝子の薔薇です。

何も思い浮かべないで書くならこういうグロい感じのが書きやすいですね。
逆にほのぼの系は思い浮かぶのに時間が掛かります。
まぁ、それも時と気分次第なんですけどね。
それでもグロ系はどんなテンションの時でも書けます。
そういう人です。俺は。